「なぁ・・・さっきのジャリの考え、絶対間違ってるって・・・」


「・・・・・・・・・」


紅虎のボソッという呟きに流石のサスケも返す言葉がない。

幸村の子供のような行動に、このまま付いていって大丈夫なのかよ・・・と不安が頭をが掠める。


「幸村はん、面白いオモチャ見つけた子供みたいになってはるし・・・遊んでるだけと違・・・」


「やめろ――!!貴様っ、何をする!放せ!!」

紅虎の呟きを遮って、辰伶の叫び声がここまで聞こえてくる。


「喧しいねっ!観念しな!」

「そうそう、大人しくしとけばすぐ済むからよっ」

続いて響く灯と梵天丸の声。

「きっ、さま。やめっ・・・どこを触っているのだ馬鹿者――!!」









「うわぁ・・・」


「楽しそう・・・」

「何でそうなんねん!?」

ほたるの呟きを聞き漏らさず、紅虎はすかさずツッコミをいれる。


「どこがどう楽しそうやって言うんやアレの?辰伶はんが不憫で泣けてくるわー!」

「あ、帰って来た・・・」

こちらも紅虎に言葉無視して、先程辰伶たちが消えていった方を指差す。


「何?何処や!?」

「結局自分だって気になるのかよ・・・」

「ぐっ・・・しゃーないやろ!それが人間の性や!!」

ついに開き直った紅虎に、サスケは盛大な溜息をつく。



兎に角ほたるの言ったことは本当で、幸村がこちらに向かって歩いてきているのが分かる。





「辰伶どこだ――?」

「見えないー。」

「こら押すなよ!」

庵家の五つ子達が騒ぎ出す。我先にと皆で押し合い圧し合いになる。


「お黙り!!もっと静かに出来ないのかいあんた達は!!」

し〜ん・・・

庵奈の一声で嘘のように静かになる五つ子たち。

そう言う庵奈も結構気になるらしく、目を凝らしてじっと幸村の方を見ていた。











「やめろっ!」

間もなく、灯と梵天丸に両腕を抱えられた辰伶が見えてくる。



「あ・・・・・・」


誰が漏らした声かは分からない。だが、それ以上の言葉は続かなかった。

手に力が入らなくなり、皆が持っていた物をぽとぽとと落としていく。


二人の間に挟まれて登場したのは、さっき才蔵が持っていたピンクの着物を着た(着せられた)辰伶。



本来女物のためか少々裾が短く感じられ、胸元が大きく肌蹴ているような気もする。

気がすると言うのは、辰伶が必死でその部分を押さえ込んでいるために良く見えないのだ。

銀色に輝く長い髪は、頭の高い位置できっちりと纏められていた。

喚き疲れたのか諦めたのか、今は二人の間で大人しくしている。

そして俯いている所為で良く分からないが、皆のもとへ辿り着いたときには顔がほんのり赤くなっていた。




「・・・・・・・・・・・・えっと・・・」

紅虎は口を開いたは良いが、次の言葉が見つからなかった。

他の皆も固まったまま動かない。

なんとあの鬼目の狂でさえ、口をポカンと開けた間抜けな顔で辰伶を凝視していた。


幸村だけが誇らしげに立っている。





















「・・・・・・・・・こいつ、誰?」

暫くして、その静寂を破ったのはほたるの間抜けな言葉。


「誰って・・・辰伶はんに決まってるやん。」

紅虎は呆れた声で言いながら、本当だろうな・・・と再び確認してしまう。

それくらい別人のようなのだ。





「へぇ、辰伶なんだ・・・・・・って、え?辰伶?コレが?・・・冗談でしょ?」

一度は納得したものの、信じられずに辰伶を指さしてもう一度聞く。




「冗談でたまるか!螢惑、貴様人をバカにするのもいい加減にしろ!!」

「あ。本当に辰伶だ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・(怒)」


声を聞いて初めて、辰伶だと実感する。

それはほたるだけでなく、周りにいた全員に言えることだった。



女にしか見えないその姿で、真っ赤になって言うから全く迫力が感じられない。


敢えて言うなら、


「可愛い・・・」

ポツリと庵樹里華が呟く。珍しいことに彼女も辰伶に興味を持ったようである。


その言葉をきっかけにまた周りが煩くなる。

「うん。ホント可愛いよ辰伶!」

「す、すっげー辰伶、別人みたいだ!」

「すっごい綺麗!!女の人みたい!」

口々にはやし立てる庵家の五つ子たち。









「あ、ありえへんやろ、アレは・・・。どうなったら、ああなるねん!?」

「化粧いでも施したんでしょうか・・・」

紅虎は頭を抱え、やっと戻ってきたアキラも、まだ目の前の光景が信じられないでいる。




アキラの問いに辰伶の両脇にいた二人がニヤニヤしながら答える。

「いーや。すっぴんだぜ?」

「してあげるって言ったのに、嫌だって言うんだもの。したら絶対綺麗になれるのにねぇvv」

あ、でもどんなに頑張っても灯ちゃんには敵わないけどvvと付け足す。


「結構だ!!」











「・・・・・・辰伶??え、辰伶なの?アレが??」


「ホンマにあいつ、漢なん?」

「“ほんとは女でした”とか言わねぇだろうな・・・」

すっかりパニックに陥るほたる、紅虎、サスケの三人。

特にほたるは重症だ。何時もの辰伶とのギャップが激しすぎて頭がついていかない。




「言わねぇぜ?ちゃんとついてたからな。(下ネタ)」

「当たり前だ!!そんなこといちいち言わんでも分かりきっているだろうが!!!」



「「「分からねぇから聞いてんだろ。」」」



ピッタリと声が揃うあたり、皆半分ヤケクソである。

辰伶も理不尽なことを言われているのにも関わらず、皆のあまりの迫力に押し黙ってしまった。









その時、今の今まで黙っていた狂が立ち上がって辰伶を真正面からマジマジと見る。


「何か言いたそうな目だな狂。何だ・・・」

辰伶のそんな問いに笑いながら狂が口を開く。



「・・・・・・へぇ・・・どっかのチンクシャよりはいい女だな。出るとこ出てねぇが。」




・・・・・・ブチブチッ


「だからオレは漢だ――!!!」

「悪かったわね、チンクシャで――!!」

何かに切れる鈍い音と共に、辰伶と少し離れた所にいたゆやの声が重なり、

一気に狂に掴みかかろうとするが辰伶は両側に立つ二人によって、

ゆやは共に話していた真尋によって抑えられて、それが実現することはなかった。






狂の言葉で辰伶の着物の胸元を押さえていた手が放れた為、

そこが大きくずり落ちて、辰伶の見かけよりも随分と細くて白い肩が露になる。

ハッと皆の視線がそこに集中した。



「??・・・っ!」


最初は訳の分からない顔をしていた辰伶もそのことに気付き、再び押さえ込む。


見られるのが嫌、と言うよりかは色気とも呼べるような格好に注目されて気恥ずかしかったようだ。

そうでなくとも、今自分は世間一般で言う女装をしているのである。

穴があったら・・・いや、なくても掘って潜りたい気分だ。





「・・・・・・そんなんじゃ、舞なんて出来ねぇんじゃねーのか?」

押さえなければずり落ちてくる辰伶の着物を見て、サスケが言う。。


「そうなんだよね〜。ほら、女性用の着物って胸周りが結構あるじゃない?

でも辰伶さんってアレでも一応漢だから胸なんかなくてさ、直ぐにずれちゃうんだよね。」

「一応とは何だ!オレは立派な漢だ!!胸なんかあってたまるか!!」

どうしよっか?と一人のん気に話す幸村に、辰伶は心外だと言わんばかりに大声で反論する。





「だからさっきからあたしの予備を貸してあげるって言ってるじゃない。」

「だから何のことだ。大体予備とは・・・?」

「だから〜コ・レvv」

辺りにハートマークを飛ばしながら灯が取り出した物は、まだ湯気が出るほどの温もりを持つ肉まん二つ。





・・・・・・・・・・・・???





思わず、皆の注目が灯の胸へと。だが、そこには確かに立派な(?)胸が存在していて・・・





・・・どっから出したんだよ!?ていうかいつもそんな予備とか持ちあるいてるわけ??


皆のツッコミが見事に心の中でハモる。

心の中というのは、灯も幸村同様、本気で怒らせてはいけない要注意人物であるからだ。



だが、一人だけその教訓を忘れていた人物がいた。

「灯!?そんなもの一体何処から出したんですか?」

「あぁ?そんなものとは何!?秘密ばらされたいの?」

「え、いや、その・・・」


アキラだ・・・。四聖天での名残りか、咄嗟に言ってはならないことを口にしてしまった。

何とも命知らずな輩である。

慌てて繕おうとするが時既に遅し、花見の後が大変恐ろしい。












「・・・まぁいいわ。ほら辰伶、あたしの大切な予備を貸してあげるって言ってんのよ。」


「・・・・・・要らんわそんなもの。」

今更優しく言われてもさっきのことで怖くて仕方がない。辰伶は怯えた目だがハッキリと断る。


しかし、辰伶のその言葉を予測していたのか、灯は微笑を浮かべまま崩さなかった。

それがまた一層辰伶に恐怖を感じさせる。


「そう・・・。あたしの好意を無駄にするって言うの?」

「・・・嫌がらせにしか聞こえん」



「言ったね?・・・おら皆――!辰伶を抑えて!!」

「「「ラジャー!!」」」

灯の言葉に元気良く答えたのは、庵家の五つ子たちだった。


「なっ!?また貴様らか!!放せ!!」


「放せと言われて放す馬鹿が何処にいんのさ。」

「そうだよー辰伶も諦めて大人しくすればいいのに。」


今度は腕だけでなく、足にも絡み付いて辰伶の動きを完璧に抑え込む。

そのまま地面に押し倒して身動きが取れないようにした。

流石は元近衛隊士、やる事が半端でない。



押し倒された衝撃で瞑っていた目を開けると、

そこには真っ黒な微笑を浮かべた灯と梵天丸、それに幸村が覗き込んでいる。


その様子に辰伶はグッと息を飲み込み、冷や汗が額に浮かぶ。



「フフフ・・・この灯様を怒らせた罰、その体にじっくり叩き込んでやるわよvvでぇーい!!」

ガバァっと力任せに着物を肌蹴させ、無理やり持っていた肉まんをセットする。


「うわっ、何をする!?やめろ・・・・・・っ!」

手足を動かそうとしても、がっちりと掴まれているためそれは敵わなかった。

































「はーい、完了―vv」

暫くして肉まんのセットを終えた灯が、汗を拭いながら清々しい笑顔で皆の方を向く。


「「どれどれ・・・・・・・・・!!?」」




今まで遠巻きに見ていた者たちが次々に辰伶を覗き込んで来る。その途端、誰もが絶句する。

さっきこれ以上ないってくらい驚いた筈なのに・・・。



今の辰伶は胸の空間をきっちり埋められていて、何処からどう見ても女性の象徴がそこにある。

これは女性ですと言われても、違和感など全くない。



それに加え、先程から暴れまわっている所為で顔は汗ばみ、息が上がっていた。

良く見ると、何回もアレやコレやとされているためなのか、半分涙目だった。


ゴクンと息を飲む音が聞こえたが、空耳なのだろうか・・・。



このまま襲ってイイですか?と何やら不穏なことを考えてる者もいた。





そして気付く。


何考えてんだオレ!?相手は漢だぞ?漢なんだ!!アレは辰伶なんだ!!

辰伶相手に何てこと考えてんだ――!?



まったくもってその通り。

漢相手に思わず欲情してしまった皆さんは気付いた途端、自己嫌悪に駆られましたとさ。

誰かは想像にお任せ。







「じっ、ジロジロ見るなぁ!!」

未だに自分から目を離せないでいる皆の視線がかなり鬱陶しい。

ボケッとしていた五つ子たちの隙をついて、辰伶が抜け出す。















「ちょっとほたる来て。」

「・・・何?」

辰伶が抜け出す少し前、灯がほたるを呼び出して耳元で囁く。


「あのね、“        ”」


「え?それほんと?」

「勿論vv女に二言はないわvv」

「男でしょ・・・」

灯の言葉にほたるはボソッと呟く。


「何か言った?」

「別に・・・」

「・・・なら行った行った。」

「うん。」












「貴様ら――!ふざけるのもいい加減にしろ!!後でまとめて成敗してくれるわ!クソッこんなものっ」


そう言って胸に仕込まれた肉まんを取り出そうとした辰伶の腕を、ほたるが掴む。



「・・・螢惑!?何だ、貴様まで笑うつもりか・・・?」

「そんなんじゃないけど。ていうか別に誰も辰伶のこと笑ってないでしょ?」

「じゃあ何の為に来た!放せ!!」

「うん。」

あっさりとほたるは辰伶の腕を解放する。その行動に辰伶は呆気に取られて動きを止める。


「ね、放してあげたからさ、皆の為に舞やってあげてよ。そのカッコのまんま。」

「・・・こんなことをしておいて、何を今更ぬけぬけと・・・」


「うん、分かってるんだけどね。皆見たいって言うしさ・・・ね、お願い?」

両の掌を顔の目の前で合わせて、首を傾げて上目遣いで見上げてくる。ほたるの必殺技の一つ。(多分)

きっと相手が女性なら一発で効いただろう。

だが目の前にいるのは、女性にすら殆ど興味を持たないようなお堅いほたるの兄。

・・・効くわけがない。というか効いたら効いたで恐ろしい。





「絶対嫌だ。」

予想通り―いや予想以上の拒絶の言葉が返ってくる。

“絶対”とか子供のような言葉を言っているあたり、相当応えているようだ。


「むぅ――」

「むぅ――ではないわ!そんなことしても気持ち悪いだけだ!!」

「だったら・・・・・・」


「・・・何をされてもオレは動じんからな。」

次の手段を考えてるほたるを腕を組みながら睨む。








その様子にほたるは不敵な笑みを浮かべる。


「ふーん・・・じゃあ、あの夜のこと皆にばらしちゃってもいいんだ・・・」

「あの夜?・・・ってあの時か!?」

ほたるの言葉に、明らかに動揺の色を見せる辰伶。




「え、何々?あの夜って?」

興味を示した灯と幸村がほたるに擦り寄って来る。


「うん、実はこの前辰伶の部屋「わぁ――それ以上言うな――!!」

秘密をばらそうとするほたるの言葉を遮って、その口を辰伶が必死に抑える。

顔を今まで以上に赤くして。


















「・・・じゃあやってくれる?」

口を解放されてすぐに辰伶に問う。


「やる!舞いでも何でもするからあの事は言うな!!」

「うん分かった。・・・約束は守ってよね?」

「やればいいんだろう!?やれば!!」

辰伶はヤケクソになって叫ぶ。

「そうそう、最初から素直に従っとけばいいんだよ。どうせ俺たちに勝てる訳ないんだしさ。」

「・・・癇に障る言い方だな。」

「だって、ホントのことだもん。」

「・・・・・・・・・」

















「あの夜・・・?」

「確かに夜って言ったよね?ほたるさんvv」

「辰伶があんなに慌てるくらいのことでしょ?まさか・・・・・・vvキャー、やだもうっvv」


二人の会話から勝手に想像を膨らました灯と幸村が、意気投合して盛り上がっている。

すっかり女子高生・・・というか腐女子的なノリだ。意外なコンビ、ここに結成!(しなくていい)




「おいおい、マジかよ・・・。そんな不埒な奴に育てた覚えはねぇけどよー」

「で、でも・・そんな雰囲気の会話でしたよ!?そんな・・・あの二人が・・・」

あんまり二人の話を本気にしていない様子の遊庵の横で、

アキラは思いっきり真に受けて、自分のことのように顔を赤くさせている。

心なしか、僅かにその声は上擦っているようだった。




「あかん!あかんって!!兄弟でそんな・・・!一線越えたらあかん!戻って来てや二人とも――!!」

「お、落ち着いて下さい、秀・・・紅虎様。まだそうと決まった訳じゃ・・・」

思いっきり信じ込んで、ツッコミも忘れて頭を抱えわーわーと一人で騒いでいる紅虎を真尋が宥めに入る。


「コレが落ち着いていられるかい!一大事や――!!」

「そうよ!大変なことよ!あー、一体私は如何したらいいの―?」

一緒にいたゆやも紅虎と共に騒ぎ出す。実を言うと、ここが一番喧しかったりする。


「ゆやはん、ここは戦友(とも)として暖かく見守っとくしかあらへんのかもしれへんな!」

「トラ・・・そ、そうよね!二人が決めたことなら周りがとやかく言っちゃいけないわよね!!」

「それでこそ、ゆやはんや!!」

紅虎はゆやの手を握って、わいの惚れた女や―と続ける。


何かパニックに陥りすぎて意気投合しちゃってる二人を前に、真尋は大きく息を吐く。









その他の人物も、言ってることはバラバラだが、考えていることは皆同じだ。


唯一人の人物を除いては・・・





「・・・辰伶の秘密って皆もう分かったのかよ?夜ってだけで・・・」

「みたいだねvv」

いつの間にか横に来ていた幸村が不思議そうにしているサスケに笑いかける。



「幸村・・・お前も分かってるみたいだな・・・。なー、何なんだ一体?」

いくら大人びているとは言え、サスケはまだ戦場しか知らない15歳。なので、そういうコトにも当然疎い。

だけどちょうど思春期に当たる年齢でもあって、何事にも興味を持つ時期だ・・・

自分だけ分からないのが悔しくて、純粋無垢な猫目を幸村に向ける。



「ん―?サスケはまだ知らなくて良いことだよ?」

そう言ってサスケの頭をポンポンと撫でてやる。軽い言葉とは裏腹にとても優しく・・・


が、子供扱いされるのが腹が立つのか、サスケは顔をしかめる。いつもと違うムッとした年相応の顔だ。


「何だよ、皆して分かった顔してさ・・・」


















ということで花見シリーズ第2段終了ですよvv。 最初の方の辰伶の「きっ、さま。やめっ・・・どこを触っているのだ馬鹿者――!!」 を書きたくて辰伶に女装させたなんて私の口からはとても・・・(バラしてるし) 着物ってそう簡単にずれませんよね・・・まぁ御国さんみたいな着物だと思ってください。 肉まんネタをどうしても書きたかったのですよ――! 辰伶とほたるの会話を、皆がどう取ったのかなんて腐女子の方なら一発で分かっちゃうよね――vv この話書いてて、幸村さんと灯ちゃんのコンビが以外にいけることが判明。 この二人動かすのがかなり楽しいvvなのでこれからもよく出てくる予定。 この話ではサスケはお子様です。一人こういうキャラが欲しかったし、幸村パパを書きたかったので☆ 灯ちゃんがほたるに何と言って説得したのかというと、予想は大体つくと思いますが、 「辰伶をやる気にさせてくれたら、これから5回分の治療をただでやってあげるvv」です。 ネタ明かしする機会がなかったのでここで発表。 この話書いてる時の秘話は沢山あるんですが、一つ一つ書いていくと本文より長くなりそうなので省略します。 2006.5.20 白露翠佳